ビワチョウの蔵の敷地の一角に「5番 冷蔵庫」と呼ばれる マイナス4℃ 氷温貯蔵庫があります。
通称「5冷」と呼ばれ、生酒や 品質を落とさず長期熟成させたいお酒が格納される 特別な貯蔵庫です。
この 「5冷」の最奥には 更に特別な一角があります。そこには瓶詰めされたお酒たちが整然と積み上げられており、もうかれこれ四半世紀に渡ってほとんど動き(出荷)がありません。そう、約四半世紀前(昭和晩年~平成ヒトケタ年代)のお酒が、その頃から ずー・・・っと、今日まで マイナス4℃で 眠り続けている、いわば時代から忘れ去られたような一角なのです。そこに眠るのは 大吟醸・純米大吟醸はもちろん 鑑評会用出品酒まで、しかも 大半が「本生」のお酒なのです。
昭和の生の大吟醸、35年間 氷温熟成——— 、
私などは この凄まじいパワーワードを つまみにして お酒が飲める…と言うほどに垂涎モノです。
これらが眠る「5冷」の在庫を、少しずつ 出してみようと思う。
まずは第1弾、「【19年熟成】2001年(平成13年) 鑑評会出品酒 500ml 」